ひとつのライブについて

人生の中で、絶え間なく表現者でいられるのは、ごく一部の恵まれた人だけだ。

私は偶然が重なって今、表現者の端くれでいるけれども、これは期限付きの短い幸運だとわかっている。いい夢だなあと思いながら、もう明け方の明晰夢。起きる直前で必死に味わっている。

よく「ライブ頻繁にやってますね」と言われるけれども、近々ではもう数少ない花火なので、一つ一つ大事に思っているし、毎回違う世界でやっている。それぞれがその一瞬しかない特別な時間だからだ。正直、毎回死ぬ気でやっている。

同じ場所で、同じ夢に関わった人は私にとって大事な人であるし、お互いに幸せな仲間だと思う。そういった方々からの反応や言葉はみんな覚えているし、私をかたち創っている。

本当にありがとう。さようなら、一つの夢。

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鎌倉路地フェスタ出演してきました。

2016/4/30 鎌倉路地フェス「鎌倉アーティストの祭典2016」に出演致しました。
以前に公演を拝見したご縁で、紅月劇団主宰 石倉正英さんからお話頂き、共演させて頂きました。

鎌倉は新緑の季節。当日は快晴でいたるところが緑に輝いていて、それはそれは爽やかな光景でした。

会場は古民家をそのまま残したイベントスペース、CoMinka
ウグイスの声が聴こえる広間で、ライブや朗読、落語、参加しながら楽しんでしまいました。

私達の演目は『稲生家=化物コンクール』。江戸の妖怪ノンフィクション?パニックコメディの『稲生物怪録』をモチーフにした稲垣 足穂の作品です。石倉さんの朗読にあわせて、私はテルミンで音響効果やテーマソングをやりました。

次々に現れる妖怪達、その正体とは。かなり面白い題材で、楽しみながら掛け合いをしました。