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目黒 ホテル雅叙園東京で「和のあかり×百段階段2019」のオリジナルBGMアルバム 「KOKORO」発売決定!

ホテル雅叙園東京で、アートイルミネーション「和のあかり×百段階段 2019」が開催されます。
和の匠の感性があかりとして灯るアート作品群。その隠れた魅力の一つとして、オリジナルBGMがあります。

各作品・合計7空間の音楽を、手分けとコラボレーションをしながら制作しました。
タッグを組ませて頂いたのはサウンドコラージュアーティストとして国内外で活躍中のJobanshiです。
音の使い方、技術だけでないサウンドアートのセンス、突出していると思います。ずっとコラボレーションを願っていました。

今回の展示に関して、私は会場全体に物語を感じて作曲をしました。テルミンの優しい調べも組み込んでいますので是非探してみてください。イルミネーションアート作品の魅力や奥行きを、サウンドでも演出できる事を願っています。

更にお知らせしたい事として、本作では『いのちてんでんこ』主役をはじめ活躍中のミュージカル女優、片山千穂さんをゲストヴォーカルにお迎えし、命宿る声の力をお借りしました。ミュージカルを拝見し、涙したときからずっと(いつかこの声を軸に曲を…)、と思っていましたが願いが叶いました。広がっていく空のような、伸びやかな歌声をお楽しみ下さい。

会期中、BGM曲を集めたCDアルバム「KOKORO」を発売します。ホテル雅叙園東京の売店にて購入可能です。
ぜひチェックしてみてください。

グランドオープン後には、視聴音源やセルフライナーノーツを公開予定です。是非お楽しみに!

ホテル雅叙園東京 アート展「和のあかり×百段階段2019」の音楽を担当させて頂きます!

ホテル雅叙園東京で、来月から開催されるアート展「和のあかり×百段階段2019」
の会場音楽を、サウンドコラージュアーティストJobanshiとのタッグで担当させて頂きます。

~こころの色彩~をテーマに、いつか見たこころの中に映し出される原風景が、
ランタンや和傘、竹のあかりといったイルミネーションアートで再現されます。

本家サイトでの、アーティスト紹介もはじまっています。
https://www.hotelgajoen-tokyo.com/100event/wanoakari2019

私は、日本をモチーフにしつつも、背景に物語を用意し、
日本人のこころを独自のアプローチでBGMにしています。
電子楽器テルミンも使った楽曲で、幻想的なメロディが景色に溶け込む事でしょう

夏の想い出に、ぜひ色とりどりのあかりを見に来てください。
あなた色のあかりはどれだったでしょうか。見つかったら教えてくださいね。

テルミンとファッションについて。

 4月に出演したイベント、「SteamGarden10」の写真がオフィシャルサイトにアップされました。フォトグラファー、Taro Ireiさんの素晴らしい写真で、夢のパーティが蘇ります。
 http://www.tokyosteampunk.com/gallery/
 ここで、前回こだわったステージ衣装について触れます。これまでも、音楽、楽器、小道具まで一貫した世界を追求したステージアクトを心がけてきましたが、憧れのアーティスト達が立ったUNITのステージに立てるという事もあって、このタイミングで衣装もパワーアップしました。何と、オーダーメイドです。

 自分の音楽にあった燕尾服が欲しい、という想いに応えてくださったのが、服飾デザイナーの山田英史さんです。紳士服のプロフェッショナルであり、いたずら心をくすぐられるようなカッコいい服を作るデザイナーさんです。

 ファッションに疎い私のレベルも理解しつつ、いろんな資料を見てくれて、丁寧に私の目指す音世界や物語やスタンスを聞いてくれました。議論しながらゼロベースでデザインが描かれて行きました。コート、ジレ、シャツ、タイを作って頂きました。イベント当日まで粘って仕上げてくださり、夢の衣装が会場に届きました。

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古い英国貴族の礼服をベースにしながらも、しわのある独特の素材。ブルゾンのようなポップなテイストが細かいところに盛り込まれてて、最高にカッコいいコート。首周りの高いジレは紳士の威厳を感じます。ドワーフのようなムッチリ体系の私でも、絵本に出てくる英国貴族のような、不思議なエレガンスを纏う事ができました。高貴でありながらギラギラでなく、少し闇を纏う様な風合いは、私の音楽にぴったりで、イメージした通りのテルミン奏者になれた気がします。

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サンドアーティスト、エミュレヌエットの2人は本当に美しく妖しい、ドレス姿の幽霊でしたが、並んでみてキャラクターも、表現世界も融け合って、最高のコラボが実現しました。これまでで最高のステージを、ファッションの要素で押し上げてくれた山田先生に感謝しています。

 日本には素晴らしいクリエイターがいるんですよね。そういう方々と知りあったり、文化的なやり取りができるのは、音楽を続けてきたご褒美だなと思ってます。