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映画『Whisper of the Sea』まもなくリリース!

アメリカのファンタジー映画『Whisper of the Sea』の音楽を担当致しました。

Written & Directed by D.T. Carpenter

Starring Rina Johnson

Director of Photography Hazel Honeycutt

Produced by Tenten Wei

Music Takeshi Yoda

まるで知らない誰かの夢を覗いているような、とにかく映像が美しい映画です。この度サイトが立ち上がり、今後映画祭への出展やオンラインリリースが予定されています。

オフィシャルサイト:https://www.whisperofthesea.com/

 浜辺の洞窟を住処にする孤独な少女は、不思議な生き物をみつけた事から大きく運命を変えます。
海辺の国のアリスのようでもあり、日本の妖怪譚のような魅力もあります。

 音楽については別途記していこうとおもいますが、監督が僕のテルミンの音色や作風を気に入って下さり、シーンごとにやりとりしながら一緒に作れたことが何より素晴らしいプロセスでした。Carpenter監督の、文化全般に対する底知れない造詣の深さが私を奮い立たせました。 
 また、主演のRina Johnsonさんは得体のしれない生き物との対話や感情の変化を巧みに演じられていて、彼女の表情から生まれたメロディもあります。

 

ずっと待ち望んでいたこのリリース、皆さんにお伝えできる事がしあ合わせです。

この愛すべき小さな幻想映画を、ぜひお楽しみください。

目黒 ホテル雅叙園東京で「和のあかり×百段階段2019」のオリジナルBGMアルバム 「KOKORO」発売決定!

ホテル雅叙園東京で、アートイルミネーション「和のあかり×百段階段 2019」が開催されます。
和の匠の感性があかりとして灯るアート作品群。その隠れた魅力の一つとして、オリジナルBGMがあります。

各作品・合計7空間の音楽を、手分けとコラボレーションをしながら制作しました。
タッグを組ませて頂いたのはサウンドコラージュアーティストとして国内外で活躍中のJobanshiです。
音の使い方、技術だけでないサウンドアートのセンス、突出していると思います。ずっとコラボレーションを願っていました。

今回の展示に関して、私は会場全体に物語を感じて作曲をしました。テルミンの優しい調べも組み込んでいますので是非探してみてください。イルミネーションアート作品の魅力や奥行きを、サウンドでも演出できる事を願っています。

更にお知らせしたい事として、本作では『いのちてんでんこ』主役をはじめ活躍中のミュージカル女優、片山千穂さんをゲストヴォーカルにお迎えし、命宿る声の力をお借りしました。ミュージカルを拝見し、涙したときからずっと(いつかこの声を軸に曲を…)、と思っていましたが願いが叶いました。広がっていく空のような、伸びやかな歌声をお楽しみ下さい。

会期中、BGM曲を集めたCDアルバム「KOKORO」を発売します。ホテル雅叙園東京の売店にて購入可能です。
ぜひチェックしてみてください。

グランドオープン後には、視聴音源やセルフライナーノーツを公開予定です。是非お楽しみに!

ホテル雅叙園東京 アート展「和のあかり×百段階段2019」の音楽を担当させて頂きます!

ホテル雅叙園東京で、来月から開催されるアート展「和のあかり×百段階段2019」
の会場音楽を、サウンドコラージュアーティストJobanshiとのタッグで担当させて頂きます。

~こころの色彩~をテーマに、いつか見たこころの中に映し出される原風景が、
ランタンや和傘、竹のあかりといったイルミネーションアートで再現されます。

本家サイトでの、アーティスト紹介もはじまっています。
https://www.hotelgajoen-tokyo.com/100event/wanoakari2019

私は、日本をモチーフにしつつも、背景に物語を用意し、
日本人のこころを独自のアプローチでBGMにしています。
電子楽器テルミンも使った楽曲で、幻想的なメロディが景色に溶け込む事でしょう

夏の想い出に、ぜひ色とりどりのあかりを見に来てください。
あなた色のあかりはどれだったでしょうか。見つかったら教えてくださいね。

4/12「ピアノde シネマ」出演してきました!

こんなに燃えて、擦り切れるまで取り組んだのは久々でした。

サイレント映画ピアニストとして活躍されている、柳下美恵さんにお誘い頂き、アップリンク渋谷『眠るパリ』『月世界旅行』の生演奏上映にゲスト出演してまいりました。

映画のサウンドトラックは憧れ続けつつも、1本まるまるの作曲に取り組んだのは初めて。更に、通常の映画と違い、サイレント映画はセリフや効果音が無い分、常に音楽で演出をし続けるので、ボリュームでいうと2倍~5倍程度多いと思います。

『眠るパリ』は聞き比べ上映という事で、ヨダタケシ版と柳下さん版で上映しました。直前までアプローチを悩み続け、試行錯誤を繰り返し、当日の午前中にやっと作曲を終え、練習をギリギリまでしてアップリンクへ向かいました。

初期のSF、マッドサイエンティストものでありつつ、エッフェル塔とパリの街並みを印象的に描く美しい映像、終始ふざけたコメディタッチ、ロマンスもあり、と盛り沢山な30分。みっちり音を作りこみました。そして、テルミンの演奏と、効果音をどのように活用し、一方で映像を邪魔しない音楽にするか、を追及しました。時間との戦いであり、当日まで不安もありましたがやり切った、という感じでした。

コメディは昔から苦手分野でしたが、一生懸命ふざけた音楽を混ぜ込み、客席から何度も笑いが起こるたびに自分もふきだしてしまい、演奏に影響があったかもしれない・・・(↑これは本当にうれしかった!)

柳下さんのピアノ上映は、感情の揺れや物語の展開やリズムを見事にピアノに同期させた、大変洗練された演出でした。何度みても映画が面白いし、柳下さんのピアノにあわせて観る映画は、過去のローファイなエンタメとは思えない瑞々しさがあります。映画とは不思議なものです。技術とリンクしながら進化していても、視点や芸術性は古くなりません。

『月世界旅行』は、以前から観ていた思い入れのあるSFファンタジー。当初はこちらを聞き比べ上映というお話でしたが、こちらでピアノ演奏とコラボがしたかったので、逆にして頂きました。柳下さんのピアノをベースに、効果音や月世界人の声などをテルミンで載せていきました。1回は落ち着いて鑑賞会、2回目は観客の皆さんも音や声を出したり、テルミンを弾いてもらったり、体験上映をしました。なんと和気あいあいと、楽しい上映だったか。まるでシアター内がツアーチームで、皆さんで月世界旅行に行ったような気分でした。

生活時間を切り崩して臨んだ映画演奏。柳下さんにもお褒めにあずかり、曲作りも演奏活動もずいぶん手ごたえを感じました。こんなに文化的な音楽活動をさせて頂き感謝しつつ、田舎から時間かけてアップリンクに来て、どきどきしながら入場していた過去の自分に自慢したい気分で。つまりはしゃいでいます。これだから音楽活動はやめられない!→一週間燃え尽き症候群でした。

遅ればせながら、皆様ありがとうございました。またときめきのある音楽をお届けしたいと思います。

RIPPLE柏 2018 に出演いたします。

5/6 柏市で「RIPPLE柏」という音楽祭があります。市街複数の場所にて、音楽家による生演奏が繰り広げられます。旅する音楽達が街を彩ります。

私は、柏駅東口、二番街商店街モディエントランス会場にて、屋外ソロライブを3回行います。柏市の皆さんを、テルミンの不思議な音色の世界にいざないます。

ゴールデンウィーク中の午後、他の音楽ライブを含め、柏の街をめぐりながらお過ごしになるのも楽しいかと思います。

2017年 ありがとうございました!

2017年、私は7つのイベント、計14ステージに立ちました。劇伴、アートコラボレーション、ゴアトランスイベントなど、趣向も様々、なんと音楽の世界が広がった事か。お陰様でたくさんのオリジナル曲ができました。その他にも店舗BGMや動画作品への楽曲提供など、嬉しいご縁を頂きました。オファーを頂いたり、おつなぎ下さった方々に感謝致します。

■2017年出演イベント

 1.21 Reflectins Release Party @ 落合soup

 3.18 VH20 @heavysick ZERO

 3.24 Spiklenci Slasti@ 高円寺cave

 4.29 「華花はな展」内朗読イベント「のんしゃらん記録」 @銀座アートホール

 5.27『第2回 春のとみおかフランス祭ァ群馬』@富岡製糸場

 7.15-16 舞台「みえちゃったりする」亜路企画 @ゆうど

 12.9 (sat)FANTATONE @ひかりのうま

何よりもイベントで繋がるご縁の幸せな事。現場で一緒に過ごす時間の幸せな事。本当に有難うございます。イベントにご出演頂いた皆さまや、挫けそうな時に励ましてくださった友人達に感謝すると共に、来年も新たなステージへ挑戦していこうと決意しております。引き続きご支援賜りますようお願い申し上げます。

Special Thanks to

 異ジャンルの私をすばらしいAmbientライブイベントに置いて下さったNogawaさん 

 今年も朗読の面白さを教えて下さった江澤さん、チェリーさん

 以前からやってみたかったゴアトランスライブを実現させて下さった飯田さん

 私を数々の大きなステージに引き上げて下さったemullenuett 須田さん、清水さん

 演劇音楽の世界にお誘い頂いた岩城さん、大黒さん 

 憧れのテルミニスト競演を叶えて下さったフェイターンさん、児嶋さん

 夢のようなお店のBGMに音楽を使って下さったManaboo高橋さん

TAKESHI YODA

FANTATONE テルミン3人会やりました!

2017/12/9 大久保ひかりのうまにて、児嶋佐織さん、フェイターンさんとのテルミン三人組でのライブイベントを開催しました。夢のような音ばかりのライブイベントをやりたい、と昔に想像だけしていた「FANTATONE」というイベント名で。

児嶋さんは以前からライブを拝見していて、いつかご一緒したい、それまで精進しようと決めていた憧れのアーティストだったので、早すぎる共演のお話に武者震したものです。

今年も様々な音楽活動はしましたが、ソロのオリジナルライブは3月ぶり。気合いも最高潮。2016年の5月ぶりにディスクオルゴールDJセットを引っ張り出してきて、修理をして使えるようにしました。更に、時間も殆どないなか、どうしても新曲が作りたくなって、寝る時間も惜しんでギリギリまで作曲、オルゴール打ち込みなどをして準備しました。

当日もオルゴールが壊れ、出かけに半田付けをしてたりしましたが、なんとか現場に間に合い、大先輩お二人のリハにうっとりしつつ本番を迎えました。

知人を中心にお客様たくさんいらして頂き、和やかな中演奏しました。ハプニングも色々ありましたが無事演奏終え、新曲もご披露できて幸せでした。最後に3人でセッションできたのも嬉しかった。もっとやりたい気持ちでいっぱいです。

児嶋さん、フェイターンさんは本当に素晴らしい(うまい言葉が見つからない)。機材トラブルがありつつも魅惑のステージができ、テルミンは一要素でしかないとばかり、音楽を自分のものにされているのが伝わりました。

楽曲も演奏も好みでのびのびしてて。見てて気持ちいい。とにかくまたやりたいです。もっと私も楽器と音楽と探求したい!

お越し下さり、楽器特有のハプニングにも暖かく見守ってくださったお客様、そしてひかりのうまマルタさん、お誘い頂き大阪からおいでくださったフェイターンさん、児嶋さんに感謝致します。

<TAKESHI YODA セットリスト2017.12.9>
1. 月のオルゴール
2. 天使のサナギ
3. あの雲を追って
4. Time Limit
5. Gymnopédie No. 1
6. 秘密
7. 車輪

舞台「みえちゃったりする」出演してきました。

7/15,16と、亜路企画の舞台「みえちゃったりする」の音楽を担当致しました。主催は俳優であり、声優やナレーターとしても活躍中の大黒 和広さんです。脚本はトリック2などで有名な福田卓郎さんです。

二人芝居を3チーム、計6名の俳優さんが演じるという企画でした。幽霊が登場する現代劇。ホラー・サスペンス要素もありますが、基本のトーンは押せ押せのコメディ。トリック2同様、とにかくダジャレの嵐でした。なので、とにかく言葉とノリを殺さないよう、いろいろなドラマ音楽を研究しました。

テルミンの音色が基本的に不気味なので、バカバカしい音と不気味のギリギリを狙おうと、アイヌの口琴「ムックリ」を一日中練習して取り入れたり、波形をひたすらいじったり。そのほかも書ききれないほど、実は相当作品に向かい合いました。

演技を動画や稽古で拝見したのは割と直前でしたので、どう転ぶのか、正直不安でしたが、大黒さんがどっしり受け入れてくださり、シーンに追加曲もいただいたので、張り切って公演日ギリギリまで頑張りました。

会場はギャラリー「ゆうど」さん。古民家を改造したような、都会の隠れ里。日本の知恵が昇華したような空間です。公演当日は、とにかく俳優さん達のライブ感に溢れる戦いの現場でした。チームによってかなり違う解釈に、音楽の間やテルミンの奏法を変えながら演奏にあたりました。

幕間のテルミン演奏では、多くの方が不思議がってくださり。ニヤリ。
音楽も自分との戦いであり、聞き手との戦いであり、その瞬間との戦いですが、演技はさらに、「存在そのもの見続けられる」というプレッシャーの渦中にあり、当たり前ですが、熱量がすごい。違った個性とパワーの溢れる俳優さん達の存在と、演技に、考えされられる事も多く。そういう意味でも良い経験をさせて頂きました。(7公演見ましたが、全く飽きなかったのすごい。)

ご来場くださいましたお客様。声をかけてくださった大黒さん、岩城さん、俳優の皆さん、スタッフの皆さん。素晴らしい機会と時間をありがとうございました。

みなさま。これからの亜路企画の活動、要チェックですよ!

最後に、舞台で使った曲を1曲お届けします。コメディタッチの曲が多い中、1番ピュアな曲を。登場人物が好きな人を想うシーンで、演技を観ながら半ば即興的にできた曲です。

 

舞台「みえちゃったりする」出演のお知らせ

7/15、16、亜路企画の舞台に、音楽(テルミン演奏)で出演致します。

とある訳あり賃貸物件の内見が舞台の二人劇。演出:大黒和広さん、脚本:福田卓郎さんです。
幕間にはミニライブも予定しております。

ちょっと怖いストーリとドタバタが相まって憎い作品ですよ。私自身大変楽しみです。どうぞお越しください。
詳細はWEBサイトをご覧ください。https://aloplan.wixsite.com/mieru

 

富岡製糸場でのライブパフォーマンス

2017527日、世界遺産である富岡製糸場内のイベントに出演致しました。「春のとみおかフランス祭ァ群馬」の関連イベントとして、サンドアートデュオemullenuett(エミュレヌエット)によるサンドアートパフォーマンスがあり、私は音楽担当として参加しました。

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これまでもお二人とはいくつもの作品でコラボレーションさせていただきましたが、今回は新作2作品、『富岡製糸場』『黄色いバラ』をお送りしました。音楽は全てこのパフォーマンスのために作曲しました。

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3回の公演で、合計500名ものお客様にご覧いただきました。パフォーマンス後のワークショップも含め、沢山の反響があり、幸せな時間はあっという間でした。本当にありがとうございました。

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極上の社会科見学スポットでした。
演奏の合間には製糸場内を見学させて頂きました。画期的な産業の繁栄の証を目の前でみつつ、実際に文化財の中でパフォーマンスをするという事が、何かとても尊い事に感じました。修復、保存の過程も直に見れたり、当時の蒸気エンジンのレプリカが豪快に見れたりするので、工場見学✕史跡見学といった、掛け合わせたっぷりの魅力がありました。

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サンドアートの魅力について。
砂を手で操りながら絵を展開させていくサンドアート。特にemullenuettの作品は、テンポよく流れる物語が非常に音楽的だと感じています。しかけ絵本のように驚きのある展開も魅力で、毎度観客の皆様と同じようにワクワクに包まれます。emullenuett オフィシャルサイトも是非チェックしてみてください。色々な作品がご覧いただけます。http://emullenuett.com/

■当日演奏した曲目は以下です。

『富岡製糸場』
・富岡桜
・Steam Power
silkworms

『黄色いバラ』
・街の灯り
・黄色いバラ(出会い)
・蝋燭と時計針
・黄色いバラ(願い)
・黄色いバラ(ワルツ)